【スポーツ・ウオッチ】復活Ｖで号泣した石川遼の胸の内、彼女のおねだりにも応えられた
１１月１１日まで静岡県御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース（７２４６ヤード、パー７２）で行われた男子ゴルフの三井住友ＶＩＳＡ太平洋マスターズ。３日目に２位に１打差の首位に立った石川遼は、同年代でアマチュアながら昨季覇者の松山英樹が「自分が良いプレーをしたのに負けたら悔しいし、悪いプレーでも勝てたらうれしい」と語ったことについて聞かれてこう応じた。 「なかなか自分の実力で勝つのは難しいと思う。負けるのは自分に原因があったと思いますけど、勝ったのは必ずしも自分の腕とは１００％思わない。相手のミスが勝因ということがある。例えば明日、輝く１打を打ったとしても、それが優勝につながるわけではない」。自分の実力で優勝は決まる…と松山と同じような答えが返ってくると思ったので、あまりにも対称的な考えに驚いた。そして、石川が２年ぶりに果たした優勝の内容が、まさにこの言葉通りとなったことにびっくりした。 石川本人は「最終日にトップに立っていて、こんな情けないゴルフをしてしまったのは悔しい」と戸惑いを隠せない。それはそうだろう。一時首位で並んだ金度勲（韓国）がパー５の６番で第２打を池に打ち込んで自滅するなどし、全体にスコアが伸びきらない。その状況に１人、石川は１０番から３連続バーディーを奪い、一気に１６アンダーまで伸ばし、一時は２位に４打差をつけて楽勝ムードが漂った。< 前のページ1234次のページ >
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